【レポート】カチコミ5月守利企画「超短編会議~4コマ漫画的に考える脚本~」

どうも!!
カチコミ隊長のモラルです。

先日、劇場職員・守利によるカチコミ企画、
「超短編会議~4コマ漫画的に考える脚本~」
が開催されました!!



参加者が、自分で書いた4ページ以内の「超短編脚本」を持ち寄って、皆で読み合わせをして意見を交わそうぜ、というこのワークショップ。
去年、カチコミ企画の記念すべき第一回目として行われた内容の、リニューアルバージョンになります。

さてさて。
今回もいつものように、私が当日の模様をお届けする・・・の、ですが。
実は私今回、普通にいち参加者として、この企画に混ぜていただきまして。

その結果、ほとんど写真が撮れていないという事態が起こってしまいました。

いや、でも、それだけ本当に、エキサイティングな時間だったんですよ!
他の方が書いた脚本を、読み合わせして意見を言って。
自分が書いた脚本も、読んでもらって意見をいただいて。
そうこうしているうちに、あっという間に時間が終わってしまったんです。
だから、俺は悪くないですよね!?ね!?
(誰に聞いているんだ)

言い訳も済んだところで、改めて、当日の様子を振り返っていこうと思います。



まずは冒頭、今回の企画について説明する守利くん。
タイトルに「4コマ漫画的に考える」とついている通り、今回は、持ち寄った各短編を、「起承転結」という観点から議論してみよう、という趣旨が語られます。

守利くん自身の柔和さもさることながら、参加者の方々も温かい人ばかりで、これからの議論に向けて、柔らかい雰囲気が出来上がってきます。
やっぱり、ギスギスした中で意見を交わしても、いいことなんてないですからね。

説明が終わったら、いよいよひとつずつ、作品を取り上げていく時間です。
「読み合わせ→議論」という流れということで、各作品、読み合わせから入るのですが。

読み合わせ、全員全力。

もうね、「まずは全力で読んだ上で、建設的な議論に入ろうぜ」という、皆さんの心意気がひしひしと感じられました。
僕ももちろん、全力です。

この日、参加者は全員男性だったのですが、どの脚本にも女性役が出てくるため、女性役をなるべくキュートに読もうと試行錯誤する漢(おとこ)たちの姿は、胸を打つものがありました。

配役を変えて二回読み合せたら、ディスカッションに入ります。
各作品、どのように「起承転結」が出来上がっているのか?
はたまた、どう意図的に、そこからずらしているのか?
構造的に、脚本を分解していきます。



ん・・・?
何やら写真の左側に、見知った顔が写っていますね。


はい!!
我が劇場の芸術監督、池亀三太さん(写真右側)。
三太さんもこの日、参加者としてこの企画に参戦していたのですね。

参加者の方々と意見を交わす刺激はもちろんのこと、ふだん同じ劇場で働いている守利くんや三太さんとも、脚本の構造について改まって話すのは何だか新鮮で、とても素敵な時間でした。

これは、参加者の方の言葉を丸パクリしたものなのですが、短編って、書き手のフェチズムみたいなものがもろに出るなあ、と思いましたね。

衝動の塊というか、そもそもやりたいことの根本を形にする、みたいな。
演劇というジャンルの魅力を「人間のドラマ」と捉える人もいれば、むしろ「人間味をなくせることこそ演劇の魅力!」という考え方の人もいて。

持ち寄られた作品は、どれも魅力的で、かつ方向性は様々。
各々が、各々の根源的な衝動を尊重し合いながら、その上で「こうしてみてはどうか?」という意見が交わされていきました。

そんなこんなで、予定時間をオーバーしつつ、それでもまだまだ話したりない空気の中、無事企画は終了。なんならもう、そのまま居酒屋になだれ込んで続きを議論したいくらいでしたね・・・。

改めまして、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
何だか、同じ濃密な時間を共有した、戦友のような気持ちです。


そして来月のカチコミは6月16日(日)、佐々木琢による「感覚を研ぎ澄ませ!〜舞台の上では敏感に〜」です。
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