【レポート】カチコミ3月平井企画「WS/若手俳優のための やさしい演出試合」

こんにちは!花まる学習会王子小劇場スタッフのモラルです。
いよいよ、春の足音が聞こえてきましたね。
最近の僕は、FIT BOXING(ボクササイズが出来るゲームソフト)で毎日、汗を流しています。
夏までには、人前に晒せる身体に・・・そんな野望を持ちつつ、地道に頑張っていきたいと思います。


さてさて。
毎月連続のワークショップ企画「カチコミ」、今月の企画は当劇場期待のルーキー、平井寛人(尾鳥ひあり/FUKAIPRODUCE羽衣)による「WS/若手俳優のための やさしい演出試合」でした。



主に俳優を対象として、「演出的なトライ&エラーを繰り返してみることで視野を広げてみよう!」というこの企画。
「やさしい演出試合」と書かれていますが・・・この写真を見る限り、だいぶ平井君、ヤバイ奴な雰囲気が漂っていますよね。
自分のこと、カチコミ転校生とか言っちゃってるし・・・。

でも、ご安心ください!
実際の平井君は、めちゃくちゃ優しいナイスガイなのです。
とにかくもう、癒しのオーラが常に出まくっていて、先輩職員たち(というか主に僕)がノープランなボケをかましても、にっこりとした笑顔でリアクションしてくれます。
そして同時に、その奥に熱いハートを燃やしている、熱血漢でもあります。

そんな彼が生み出す世界観や如何に!?
ということで、潜入してまいりました、やさしい演出試合。



まずは一同輪になって、今回のワークショップの趣旨や意図などの説明が行われます。


右側の方は今回、平井君とともにファシリテーターをつとめる西岳(シラカン)さん。
全国学生演劇祭で審査員賞・観客賞・大賞の三冠を達成、佐藤佐吉演劇賞では作品賞・演出賞を受賞と、今ノリにノッている作・演出家さんです。

平井君と西さんの、やさしく、そして真摯な説明によって、場の雰囲気がみるみるうちに暖かくなっていきます。

そしてそこから行われたメニューは・・・「徹子の部屋」


まずは二人一組になって、AさんがBさんのことについて、色々と質問をして情報を集めます。好きなもの、思い出深い出来事、自慢したいことetc・・・。

そしてその後、実際にエチュード形式で二人は観客の前でトーク。
この時、Aさんは事前に収集した情報を活かして、「徹子の部屋」のようにBさんに話を振っていくのです。



「AさんがBさんから聞いたことを一方的に喋る」のではなく、「その打ち合わせを踏まえて二人でフリートークをする」という形式だったのですが・・・。
これ、とても面白いです!!

なかなか、ゲストへの愛がないと回らないエチュードだと思うのですが、皆さんしっかりと愛を持って、魅力的なエピソードの数々を引き出していました。

そしてそこから、メニューは二人一組のエチュードへ。


「Aという人をこう見せたい(怖い、かわいいetc・・・)」という目的だけを設定して、そう見せるための方法を、ペアになった人がエチュードの中で、色々と試しながら探っていきます。
エチュードの最中、平井君や西さんからも、「こうしてみましょう」「ああしてみましょう」という様々なアイデアが飛び出します。



最初は探り探りだった試行錯誤も、徐々にダイナミックになっていき、結構広い部屋をフルに使ったようなキングサイズの演技も生まれました。


そして最後は、その方法を、台本稽古に応用していきます。



公演に向けた稽古では、時間的な問題などで、俳優があれもこれも試して・・・ということが出来ないケースも多々あるかと思います。
そういった意味でも、「普段の自分だったら選ばないであろう選択肢」を、とにかく何でも試せる、というこのワークショップは、非常に有意義だなあと感じました。

改めまして、ファシリテーターの西さん、そしてご参加いただいた皆様、ありがとうございました!!





そして、来月からはいよいよ、カチコミ担当職員も二周目に突入!
4月企画は、笠浦静花(やみ・あがりシアター)による「ウソつきさんを演じるワークショップ」です(詳細はコチラ)。



これは、「演劇というウソ」ということではなく、実際に舞台上で、他の人物にウソをつく役を演じる時に、そのウソの種類や度合いによってどう演じわければいいのか、ということについて考えるワークショップのようです。

よろしければ是非、ご参加くださいませ!!

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